下痢の対処法
下痢の種類や原因を良く理解した上で、下痢の対処法を考えていきましょう。
自分で勝手な判断をしないで、大きな病気が隠れている場合もあるので、お医者さんに相談することも大切です。
急性下痢の対処
胃腸を休ませることが一番大切です。
半日か一日、絶食するとか、水分のみを摂るようにして胃腸を休ませて回復させます。
回復期の入ったら、お粥、うどん、野菜スープなどの暖かくて柔らかいものから摂るようにしていきます。
冷たい水、炭酸飲料、カフェインやアルコール類は避けましょう。
慢性下痢の対処
普段の食事として、できるだけ腸への刺激が少ないもので栄養価の高いものを中心にしていきます。
柔らかいご飯、うどん、じゃがいもや里芋の煮物、バナナ、リンゴ、白身魚や豆腐などを多く取り入れてみてください。
逆に出来る限り避けたいものとしては、肉類、揚げ物、脂肪の多い食べ物、ケーキやお菓子などの糖分の多いもの、貝類、根菜、生野菜などの繊維質も腸に負担がかかります。
また、個人差はありますが、お腹の弱い人の中には、牛乳やヨーグルトなどの乳糖製品が下痢の原因になる場合もあるので注意してみてください。
本来、腸を丈夫にする、腸内フローラを改善するヨーグルトや、繊維質の多い食べ物が、腸に刺激を与えてしまうという皮肉な状況もあります。
このような場合は、腸内の環境を改善するためのサプリメントなどで補充していくことも考えてみてください。
下痢止めの種類
1)腸管運動を正常化する薬
下痢止め薬としては一般的なもので、活発化しすぎた腸のぜんどう運動を正常化してくれます。
2)腸管運動抑制する薬
ぜんどう運動をする神経に働きかけて腸の動きを抑制しつつ腸内の水分を抑制してくれます。
3)整腸剤
腸内フローラ、善玉菌を増やすことで腸内バランスを改善してくれます。効き目は緩やかなので即効性のある下痢止めなどと併用するといいでしょう。
4)殺菌剤
食当たりやウィルス性の下痢を殺菌作用で改善してくれます。