病気による下痢

単なる下痢と侮っていると、思わぬ病気が原因になっていることがあります。

病気と下痢との関連について知っておきましょう。

炎症性疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病など)

口から肛門まで、あらゆる消化管に炎症が起こる原因が良くわかっていない難病で、下痢や粘液性の血便、下血、お腹全体の激しい腹痛などがあります。

慢性膵炎

膵臓が委縮していく進行性の難病で、脂肪を分解する消化液が少なくなって脂肪が消化されにくくなることで下痢が起こります。

大腸がん

初期の段階では、便秘と下痢を交互に繰り返す症状が見られます。
血便などの症状もあり、ちょっとおかしいと思ったら病院での診察を受けてください。

過敏性腸症候群

ストレス性の病気の一種です。ストレス耐性が弱く、腸の具合も良くないことで下痢や便秘などの症状が出ます。
よく原因がわからないけど、慢性の下痢が続く場合、まずは疑われる病気です。
過敏性腸症候群

胆汁性下痢

非常のまれなケースではあるようですが、食事のあと、特に朝食後の慢性下痢が続く場合、疑ってみてもいい病気です。
食事のあとに便意があるのは、「胃直腸反射」という正常な反応で、誰にでもある生理現象ではありますが、腹痛はないのに朝食後に必ず水下痢になるような場合、胆汁が大腸に流れ込む(本来は小腸の出口で胆汁は回収される)ことで大腸が異物を輩出するような反応をすることで起きる下痢です。
胆汁性下痢

 

 

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