エンジニアで成功するには職務経歴書を常に更新せよ

エンジニア育成

 

エンジニアとして生きていくなら、人生の構想を持って生きることが成功する秘訣だと思います。

職務経歴書はエンジニアとしての人生のキャンパスで、これまでの人生で何を描いてきたか、そしてこれから何を描くのかを考える土台となると思います。

職務経歴書(レジメ)は転職時のあなたの説明書

 

職務経歴書(レジメ)は、転職時には必須のアイテムです。

新卒の就活では、職歴がほとんどないので、職務経歴書よりも履歴書が必要になるのと、いわゆるエントリーシートなどが重要視されます。

5年以上の職歴があれば、職務経歴書はあなたの説明書となります。

どんな仕事をしてきたかだけでなく、職歴といっしょにスキルはどう変化したのか、どんな成果を上げて来たのか、どんな成長のポテンシャルがあるのかを、採用する側は職務経歴書から読み取ろうとします。

職務経歴書は嘘を書いてはいけないことは当然なのですが、うまい書き方とそうでないものがあります。

上手に書くということは、自分をしっかりとアピール出来ているということで、自分の売りを正確に伝えるための文章力が必要だと思います。

転職エージェントなどでは、職務経歴書の書き方を指導してくれるところもあります。

ヘッドハンターなども、折角いい人材を見つけたのに、うまくマッチングが取れないと収益が上がらないので、本人との面談をした上で職務経歴書をヘッドハンターが書く場合もあります。

私は40才でヘッドハンティングによって転職して以来、実は職務経歴書は定期的にアップデートするようにしていて、63才になって独立起業した後の今でも、年に一回くらいアップデートしています。

外資系企業で約10年働いた経験もあって、外資系専門のヘッドハンターとの付き合いもあったので、今でも日本語と英語の職務経歴書をいつでも提出できるようになっています。

実は職務経歴書は、転職時だけに使われるのではなく、私のようにコンサルタントのような仕事で、個人のスキルでお仕事をいただくような職種では、企業によっては職務経歴書を要求されることもあります。

フリーランスエンジニアなども、仕事を斡旋するエージェント経由で、新たな契約の前に職務経歴書を要求されることもあるはずです。

職務経歴書は、様々な場面で他人があなたを評価するための材料となるわけですから、間違ったメッセージが伝わってしまっては勿体ないですよね。

なので、常にブラシュアップしておくと、いざという時に役に立ちます。

 

企業の採用担当が職務経歴書を見るポイント

 

職務経歴書を自分でも更新し続けてきましたが、採用する立場でたくさんの職務経歴書を見る機会もありました。

採用面接も300人くらいとはやったと思います。

面接する側が、職務経歴書で見ている重要なポイントは大きく言うと2つだと思います。

一つ目のポイントは、その人が会社に入ってどんな貢献をしてくれるか、というところです。

つまり、これまでの経歴で、どんなスキルで何を成果として挙げてきたか、だから、それがどう当社で活用できるか、という点です。

採用担当の人のクラスが上であるほど、幅広く活用の可能性を見ると思います。

それは、会社の今後の可能性、将来の展開を深く理解しているからです。

なので、職務経歴書を書く時のポイントは、自分のスキルは何で、そのスキルを使ってこういう成果をあげました、というスキルと成果のわかりやすいシンプルな説明を書くことが大事です。

担当した仕事の内容だけをリスト化した経歴書は、与えられた仕事をこなしてきました、というように見えてしまうため、自分のスキルをこうやって生かして成果に結びつけたという能動的な書き方をするようにしましょう。

それだけでも、ずいぶんと印象が良くなります。

2つめのポイントは、共感の得られる経歴書かどうかです。

共感を得るというのは、少し曖昧な表現かもしれませんが、共感を得やすい経歴書というのは、私の経験では一貫性を感じるものだと言えるかもしれません。

もう少しはっきりと言うと、その人の人生の目的や目標があって、経歴がその目的に向かっているように感じられるもので、売り込もうとしているポイントも、今後の進む方向も同じ方向に向いていると感じる経歴書を見ると、ちょっと嬉しい気持ちになって応援したくなります。

ところで、人生の目的って持ってますか?

もしまだなら、この機会に自分を見直して、人生の目的をしっかりと設定してください。

人としての魅力がアップして、共感を生みやすくなると思います。

人生の目的については、別記事「エンジニアの転職を長期で成功させる3つのこと」を参照下さい。

 

エンジニアの転職を長期で成功させる3つのこと
転職を長い目でみて成功させる秘訣をご存知ですか?その場しのぎの転職はキャリアに傷をつけることになりかねません。転職をキャリア設計の戦略を立てることと理解して、転職先を決めてしまう前にやっておくべき3つのことについて解説します。

 

一貫性について、もう少し補足しておきます。

人生の目的が設定されたとして、その目的に沿った自分の立ち位置(ポジショニング)をしっかりと取っているか、そのポジショニングにしたがって売り込もうとしているか、プロフィールや職務経歴書が目的と一致していて、一貫性があるかということです。

 

 

共感を別の言葉で言うと、将来へのポテンシャルと言えるのかもしれません。

今見ている職務経歴書のこの先に、どんなことを書き足そうとしているのか、採用担当のレベルにもよりますが、そういう所を見ていると考えてください。

 

職務経歴書を第三者に評価してもらう

 

転職を考えているかどうかに関わらず、エンジニアとしての成功を考えるなら、自分の職務経歴書を書いて、定期的にアップデートすることをお勧めしています。

自分の社会人人生を棚卸しするためのものでもあるし、これから先の人生をどの方向で進むかを考えるキャンバスにもなると思います。

自分の書いたものを自分で評価するのも、意外に難しいものです。

出来れば、第三者、しかも経歴書を見慣れた人にチェックしてもらい、フィードバックをもらえると、色んな意味で役に立つと思います。

一番確かなアドバイザーは、採用担当の人なのですが、そういう知り合いがいなければ、転職エージェントやフリーランスエンジニア向けのエージェントなどで、キャリアアドバイザーをやっている人は、職務経歴書の書き方まで指導してくれるのが仕事ですから、転職する前提でなくても、転職の世界を覗いてみる感覚で、相談に行ってみるといいと思います。

キャリア形成についてのアドバイスをもらえると思います。

 

参考記事:

キャリア支援のあるエンジニア転職エージェント5選

キャリア支援の充実したフリーランス・エージェント7選

 

エンジニアのキャリアアップに関しては、私自身も色んな形で支援をしています。

キャリアアップ支援として、エンジニアが身につけておきたいビジネススキルをセミナー形式で提供しています。

 

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シニアエンジニアを意識して、定年後に自身の保有技術やノウハウを活用して独立する方法を個別で指導したりもしています。

参考記事:定年後も稼ぎ続けるための準備

 

エンジニアとしての成功の秘訣など、ご質問があればお問い合わせください。

 

 

 

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